育メンのためのアドバイス ―妊娠7ヶ月

妊娠7ヶ月

お腹が大きくなるに連れて、消化不良や吐き気、胸焼けといった不快感が起こることがある。体重の増加ペースが上がり、おりものの量が増えるだろう。母親学級 やパートナーと両親学級に参加してみよう。長時間、同じ姿勢を避けて血行を良くし、適度な運動を心がけよう。塩分は控えよう。

24週目154日から160日

赤ちゃんの皮膚下で毛細血管が造られ始まる。毛細血管に、血液が流れ始めると、皮膚がピンクにみえるようになる。子宮外で生き抜くために、反射神経を鍛える練習が行われる。握力が強くなり爪が伸びてくる。

鼻が開き始め、肺血管も発達する。乳歯ができ、その奥には永久歯の元になる突起ができる。きちんとした食事をしても、胸焼けや膨満感、腸にガスがたまる感覚に悩む人もいるだろうが、これはホルモンの増加で筋肉が弛緩するために起こる現象だ。

なるべく消化の良いものを食べよう。水分はたくさん摂るようにしよう。尿意を感じたらトイレに行き、膀胱を空にしよう。膀胱炎を予防するため、毎日入浴して膣内を清潔にしよう。羊水は3時間おきの交換されるので、1日に25.6㍑の水分が交換されることになる。

20%から50%の妊婦が痔になる。赤ちゃんの発育に影響はないが、主治医に相談してみよう。食中毒には十分注意しよう。食べたもので具合が悪くなったと思う場合は、直ぐに病院に行こう。貯蔵する場合は、生のものと調理済みのもの、すぐに食べられるものに分けておこう。そうするこ とによって、一つの食品から別の食品に細菌が、感染するのを防ぐことができる。

魚介類は容器に入れるかラップするかにしよう。生のお肉や魚介類を調理するときはまな板を20秒くらい丁寧に洗いましょう。外出から戻ったときは手を洗 う習慣をつけましょう。残り物を加熱するときは70℃位まで温めましょう。室温で1~2時間以上放置された食品、冷蔵庫で3~4日保存しておいた食品に は、火を通しても殺菌できない菌が潜んでいる場合がありますので、危ないと思う場合には捨ててしまいましょう。

25週目161日から166日

赤ちゃんの鼻の穴が開いて来て、呼吸をする準備を始める。聴覚や視覚に対して脳波が動き出しす。肺はサーファクタント(界面活性剤)の分泌を始める。サーファクタントは肺の組織がくっつくのを防ぐ。赤ちゃんは800gほどに成長ている。必要な栄養はたっぷり、でも脂肪は控えめが良いだろう。バター、マーガリン、揚げ物、ジャンクフード、ドレッシング、デザート等は控えよう。

赤ちゃんの爪は伸びる一方、お母さんの爪もよく伸びる。予定日まで約100日、やっとと感じる人、あと少しと感じる人、様々だろう。寝るときは肥立ち側を下にして、血流をスムーズにしよう。果物や野菜は皮をむき、生ものは流水でよく洗うこと。残り物は冷蔵庫にしまい、3~4日以内に食べよう。妊婦の7%が高血圧になる。21週目以降に血圧が高くなるケースがある。蛋白尿をともなう血圧の上昇は、子癇前症とよばれ、もっと ひどくなり痙攣を起こすような状態を妊娠子癇と呼んでいる。

26週目168日から174日

いよいよ肺呼吸をする力を身につけた。外界で生きる為の体重は少なくとも1000gだ。脳波は出生時と似た状態になる。ここから数週間で、おでこの裏側の前脳部が大きくなり、発達中の他の脳の構造をカバーする。妊婦検診で尿糖値をチェックしよう。妊娠をきっかけに、糖尿病にかかってしまうケースがあるからだ。妊娠糖尿病になると、胎児が巨大児になったり、出生後に呼吸障害や低血糖症が起こること もある。妊娠糖尿病は出産後に治る。

カロリーは通常より500kcal余分に必要だ。成人女性の場合1日約2100kcal なので約 2600kcal必要という計算になる。ヨーグルトには牛乳と同じくらいのカルシウムが含まれ、カンジダ感染のリスクを下げる効果もある。赤ちゃんが大きくなるにつれ、お母さんは息が上がりやすくなる。これは横隔膜を圧迫するので呼吸が浅くなるためだ。

27週目175日から181日

赤ちゃんの筋肉は徐々に発達する。この頃には手を握ることができるようになる。目が完成し、まつげも生えてくる。身長25.4㎝、体重950gになった。

骨盤が痛むことがあるときは、休息を十分取ろう。股間や胸の下に、炎症を起こす人がいるかも知れないので、入浴を欠かさず清潔さを保とう。

妊娠も今週で7ヶ月も終了。これからの3ヶ月でお腹はさらに大きくなる。大きくなる子宮に、膀胱が圧迫されて、笑ったり、咳をしたりすると、少し尿が漏れてしまうだろう。頻繁にトイレに行って膀胱を空にしよう。

格言

子どもに対して父親ができる一番大切なことは、子どもの母親を愛することだ。 Theodore Hesburg

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